ご挨拶
弊センターは1982年10月 世界には貧困や自然災害、紛争からの避難等で1枚の衣料を必要としている人々が多数いらっしゃるのではないか?
日本のタンスやクローゼットの中には、「いたみ」や「よごれ」がなく十分着用できる服が眠っていて、捨てるのは「もったいない」、「何か意味のあることに再利用できないか」と思っておられる方も多くいらっしゃいます。
これらを結び付け、衣料を必要とする人たちに「愛の救援衣料」を配布する目的で設立され、1983年3月ウガンダへ約2トンが初めて寄贈されて以来、個人の皆様またグループ・団体・法人の皆様のご協力により今日まで活動を継続することができました。活動開始より現在にいたるまでご支援をいただき、本当にありがとうございます。
最近の状況においても、脱け出せない貧困や今までの経験からは予想できない気候変化による自然災害また紛争地域の拡大・拡散より避難を事由として衣料支援の要請を受ける件数や数量は多くなっております。
今後とも衣料品のご寄贈と海外支援のための輸送費等へのご寄附をいただき弊センターの活動をご支援いただきますようお願いします。
法人概要
名称 | 特定非営利活動法人 日本救援衣料センター (JRCC) |
---|---|
設立 | 1982年10月1日 |
所在地 | 〒541-0052 大阪市中央区安土町1-5-8 本町DSビル803号室 |
連絡先 | TEL:06-6271-4021/FAX:06-6271-4022 |
理事会役員 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
事業内容 | ・衣料品収集と海外輸送費募金活動 ・企業会員募集活動 ・衣料品寄贈 ・スタディーツアーの実施 |
*2024年5月1日現在
沿革
1982年 | 10月 | イトキン株式会社をはじめ発起人7社により「休眠衣料活用運動実行委員会」設立 |
---|---|---|
11月 | 大阪市中央区安土町1-4-9(新船場ビルB1)に事務所開設 | |
1983年 | 2月 | 大阪府より後援名義の使用承認 |
3月 | 衣類寄贈開始(ウガンダ共和国) | |
5月 | ウガンダ共和国復興省大臣P・アセテ・クウヤ氏より礼状届く | |
6月 | ウガンダ共和国中日大使が大阪府を表敬訪問 | |
1985年 | 1月 | 「日本救援衣料センター」に改称 |
4~5月 | アフリカ現地状況視察(6週間) | |
8~12月 | タイでの救援衣料配布キャンペーン参加 | |
1986年 | 2月 | ライオンズクラブ国際協会335-Aと共催でタイ王国東北部にて救援衣料配布キャンペーン実施 |
1987年 | 7月 | ガーナ共和国大蔵大臣クエシ・ボツエイ氏が当センターを表敬訪問 |
1988年 | 1月 | チリの内務大臣より感謝状 |
2月 | ガーナ大使館より寄付約64万円 | |
1989年 | 11月 | 倉敷南ライオンズクラブに同行しタイ東北部にて衣料配布キャンペーン |
12月 | タンザニア大統領の歓迎パーティに当センター委員長が出席 | |
1991年 | 1月 | タイ訪問 衣料配布 |
6月 | 藤森ペルー支援の会より寄付金約219万円 | |
12月 | タイ訪問 衣料配布 | |
1992年 | 3月 | ペルー共和国大統領来阪、中古衣料百万着寄贈の目録を贈呈 ザイール、ガーナ、コンゴ民主共和国訪問、衣料品配布 現地視察 |
7月 | 中国を訪問 災害(長江の氾濫・大洪水)の実情視察 | |
12月 | タイ、シンガポール訪問 衣料品配布 | |
1993年 | 6月 | 大阪にてペルー共和国不フジモリ大統領と当センター委員長が懇談 |
7月 | モンゴル赤十字の招請により現地視察のためモンゴルを訪問 神戸東灘区深江浜町22-2に専用倉庫を設ける |
|
10月 | 当センター委員長がペルー共和国よりペルー功労勲章を授賞 | |
12月 | タイ僻地にて衣料配布キャンペーンを実施 | |
1994年 | 4月 | カンボジアの経済大蔵大臣サム・レンシー氏を通じてジアヌーク殿下婦人に当事務局長謁見 |
5月 | 東京にてペルー共和国フジモリ大統領と当センター委員長が懇談 | |
6月 | 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)発行の機関紙「難民 Refugees」(1994年 第2号)に当センターの活動紹介記事が掲載される | |
11月 | ザイールのNGO団体の団結救援会会長カララ・カムワニャ氏が来訪 | |
12月 | タイ東部のコンケーン県とロイエット県での衣料配布活動 | |
1995年 | 7月 | ペルー共和国フジモリ大統領就任式出席の招請あり 但し、震災の年でもあり欠席とする |
8月 | ラオスにて当事務局がラオス国防省ソムワン・ダラサク中佐と東南アジア向け新援助国として、バンコク経由の具体的陸路輸送について話し合う | |
9月 | 西日本旅客鉄道(JR西日本)より旧制服17万6千余枚と950万円寄贈 センター理事長岡村祐三郎が出席 |
|
12月 | 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表Gary・G・Troeller氏と同東京事務所主任広報官、斉藤千香子氏が当事務所を表敬訪問等センター理事長岡村祐三郎が懇談 | |
1996年 | 1月 | ラオス共和国訪問ソムワン・ダラサク中佐指揮のもとクワム・ビュアング婦人連合と軍のヘリコプターで山岳部落4ヶ所で衣料配布活動 |
2月 | AMDA(アジア医師連絡協議会)からの要請により中国雲南省の地震災害に医薬品とともに衣料寄贈 | |
8月 | ラオス共和国訪問ビエンチェン県副知事のもとビエンチェン県下4ヶ所で衣料配布活動 モンゴル訪問大火災発生のためACEC(アジアアフリカ環境協力センター)現地で衣料配布活動 |
|
1997年 | 3月 | 事務局よりラオス訪問、1月に送った衣料品はラオス国防省と赤十字社へ分けられ、国防省の職員と合同で山岳民族(メオ)に配布する |
11月 | 事務局より(2名)タイ、ラオス、ミャンマーを訪問 ラオスでは赤十字社職員とともにヴィエンチャン近郊のナーシォー村集会所にて衣料配布、ミヤンマーで社会福祉大臣と同行、男女別々の孤児院2ヶ所を訪問、子供たちは学業に専念 |
|
1998年 | 8月 | 事務局よりタイ、ラオス訪問、タイではバタヤ孤児院のラケヤダ・アクラボンチ秘書と話し合いの場を待ち、将来当孤児院にも衣料品の寄贈が出来るのか検討を行う ラオスにおける衣料配布は軍関係者、県知事も同行キャンパサック地方の山間部で行った |
9月 | 事務局よりモンゴルへ2名派遣、国立芸術センター、緊急飢餓対協議会モンゴル子供国立孤児院等の諸団体を訪問、衣料配布及び交流を深める | |
1999年 | 2月 | 事務局より2名、ミャンマーを訪問、宗教省にてサンタウ大臣(少将)副大臣オンキン大佐が出席され、衣類5トンの贈呈式に出席 |
4月 | TOGBI KPORKUⅢガーナ大使が来阪事務所、倉庫等を見学される | |
8月 | 事務局より1名パラグアイに派遣、アスンション市にて、ファーストレディ大統領夫人及び日本大使夫人の出席のもと、22のボランティア団体に対し衣料17トンの贈呈式を行う 郊外の結核病院・孤児院を訪問 衣料配布を行う |
|
2000年 | 2月 | ペルー大使館においてペルー政府より功労賞が授与され、理事長出席 |
3月 | インドオリッサ州を訪問、スーパーサイクロンの被災者に対し衣料配布を行う | |
8月 | モンゴルスダディツアーを開催、ボランティア6名と共にモンゴル孤児院など4ヶ所にて衣料配布を行う | |
10月 | NPO法人(特定非営利活動法人)の認定を受ける | |
11月 | バンコクにてタイ国王より感謝状が贈られ、理事長に変わり事務局長が出席 | |
2001年 | 3月 | タイ、ラオスを事務局長が訪問、虹のまちキャンペーンにて収集の衣料品配布及び現地視察を行う (キャンペーンで選ばれた親善派遣スタッフ4名同行) |
8月 | タイ、ミャンマー、カンボジアを事務局長が訪問 ミャンマーにて衣料品を配布し、カンボジア国会議事堂においてラナリッド殿下より感謝状を受ける |
|
2003年 | 4月 | 大阪市中央区安土町1-4-9(新船場ビル5F)に事務所移転 |
2004年 | 1月 | 認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)の資格を受ける |
2006年 | 1月 | 続けて、認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)の承認を受ける |
2007年 | 10月 | 設立25周年記念行事の第一弾として、タイ・ラオススタディツアーを開催。理事長と事務局長が同行し、衣料品配布及び現地視察を行う |
2008年 | 7月 | 設立25周年記念行事の第二弾として、モンゴルスタディツアーを開催 会員企業、賛助団体、一般からの公募でご参加頂いた皆様方と、在モンゴル日本大使館や国立子供芸術センター、南ゴビ赤十字社、国立孤児院などを訪問し、衣料配布を行う |
2009年 | 9月 | ペルースタディツアーを開催 ルイス・ジャンピエトリ副大統領、リマ大司教聖霊教区のシプリアニ枢機卿、在ペルー日本大使館などを表敬訪問。マンチャイ地区の学校や老人ホームを訪問して、衣料配布を行う |
12月 | 駐日マラウイ共和国大使館より、ルーズベルト・ラストン・ゴンドゥエ大使がご来局 神戸倉庫にて、マラウイ支援衣料品についての打合せに立ち合われた |
|
2010年 | 5月 | 設立以来、衣料品寄贈実績が10,000トンを突破 これに際し、『朝日新聞』及び『日本繊維新聞』に掲載されました |
2011年 | 3月 | 東日本大震災の発生により、被災者支援として、複数の企業からご協力いただいた新品衣料品や毛布をまとめて、経団連や大阪府などを通じて国内支援を行う |
9月 | ラオススタディツアーを開催 ラオス赤十字社のご協力のもと、パクセ及びルアンパバンを訪れ、衣料配布を行う |
|
2012年 | 8月 | モンゴルスタディツアーを開催 南ゴビと、ウランバートル市内にある国立子供施設や保護施設、国立こども芸術センターなどを訪問し、衣料配布を行う |
10月 | 大阪市より、『認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)』の認定を受ける | |
2013年 | 8月 | ミャンマースタディツアーを開催 マンダレーやヤンゴンにある僧侶学校を訪問し、衣料配布を行い、交流を深める |
2014年 | 3月 | 世界で台風被害が相次ぎ、フィリピンへは年間を通して240トン、シリアへは3月に227トンの緊急衣料支援を行った |
2015年 | 12月 | イラク北部のクルド人難民救済のため、古着輸入が禁止となったイラクへ、在イラク日本大使館を通じて衣料支援を行った |
2017年 | 7月 | カンボジア・タイへの衣料支援とともに、中古サッカーユニフォーム・サッカーボール・サッカースパイクを寄贈し、サッカースクールを開催する『サッカー支援プロジェクト』に協力する |
10月 | 『認定NPO法人』の資格を更新 | |
11月 | 大阪市中央区安土町1-5-8(本町DSビル8F)に事務所移転 | |
2019年 | 5月 | ラオス人民民主共和国より、労働勲章第3等を授与 |
2022年 | 6月 | 2月24日から始まったロシアによるウクライナに対する軍事侵攻により、隣国のポーランドに避難を余儀なくされたウクライナ難民の方々に向けて、新品下着など6トンの衣料品寄贈を行う |
10月 | 『認定NPO法人』の資格を更新 |